はじめに

 「礼に始まり礼に終わる」という言葉があります。学生時代に打ち込んだ剣道を通じ、私は感謝と敬意を持ち、常に謙虚に学ぶ姿勢を大切にしています。その想いを胸に、一年間理事長職を責任と覚悟を持って務めさせていただきます。
私は、福井県若狭町で生まれ育ち、大学進学を機に草津市へ移り住みました。草津市は商業施設が充実し、交通の利便性も良く、学生の活気に満ち溢れ、私を温かく迎え入れてくれるような安心感がありました。そしていつしか「第二のふるさと」と呼べるくらいに大切な存在となりました。その後、就職に伴いしばらく草津市を離れていましたが、結婚を機に再び草津市に戻ることになりました。日々の仕事や生活に追われながら過ごしていたところ、義父から草津青年会議所への入会を勧められました。義父は草津青年会議所の卒業生であり、「青年会議所は損得勘定なしに、同年代の若者が地域や子どもたちのために奉仕する団体である。青年会議所活動を一生懸命やっていれば、将来かけがえのない友人を得られるはずだ。」と話してくれました。その時の私は、青年会議所の活動や地域貢献に対してあまり関心がなかったものの、義父がそこまで言うなら一度やってみようという思いで草津青年会議所への入会を決意しました。入会2年目に、副委員長として地域の子どもたちを対象に自然体験型学習事業を企画し、事業計画の作成や準備を進め、当時の委員長やメンバーに協力してもらい、なんとか当日を迎えることができました。その時に参加してくれた子どもたちの楽しむ姿や笑顔を目の当たりにし、今まで感じたことのない喜びと感動を覚えたことを記憶しています。また、メンバー同士が、地域や子どもたちのために協力し、助け合う姿を見ることで、高校時代の恩師から教わった「人生意気に感ず 功名誰か復た論ぜん」という言葉が脳裏に浮かびました。恩師や義父から教わった言葉は、そのまま草津青年会議所での活動に当てはまるのだと実感しました。草津青年会議所には、子どもたちや地域に笑顔や感動を生み出す機会が多くあり、その感動がまた別の誰かの感動の火種となり、感動の連鎖が生まれます。こうした経験を通して、私は草津青年会議所がまちに喜びや感動を届け、未来の草津をより豊かにする原動力となる組織であることを確信しました。そして、学生時代からお世話になった草津市に少しでも恩返しをするために、地域の方々にもっと貢献したい、喜んでもらいたいと思うようになりました。より多くの仲間と共に地域の方々や子どもたちに感動の連鎖を広げることが出来れば、草津市はさらに豊かになるはずです。こうした想いが、今の私の原動力となっています。そして、青年会議所が掲げる「明るい豊かな社会の実現」を目指し、より多くの仲間を迎え入れ、協力しながら感動の連鎖を地域全体に波及させていきましょう!


共に活動する仲間を増やすために

 草津青年会議所における「感動の連鎖」は、仲間がいてこそ広がり、地域に波及していきます。しかしながら現状は、既存事業の運営だけで精一杯であり、新たな挑戦に踏み出す余力がありません。今の人数では十分に組織の力を発揮できず、事業の継続性にも限界が見え始めています。これまで積み上げてきた事業を未来へと繋ぎ、さらに発展させていくためには、新たな仲間を迎えることが必要不可欠です。仲間が増えれば、一つひとつの事業に余裕を持って取り組むことができ、より質の高い議論を通して新しいアイデアが生まれ、より良い運動を展開できると考えます。その結果、地域や子どもたちに届けられる感動や喜びが、今まで以上に大きなものとなるでしょう。そして、私たちは新たな仲間と共に新しい挑戦に果敢に取り組むことで、これからも地域に必要とされる組織へと成長し続けます。そこで本年度は、「30人LOM達成」という目標を掲げます。これは次年度以降の安定した活動を可能にする基盤となり、私たちが未来へ進むための力強い指針となります。そして、その先にこそ、より多くの人々へ「感動の連鎖」を届けることができる草津青年会議所の姿があります。共に力を合わせ、全メンバーで会員拡大に取り組みましょう。


地域に信頼され、全メンバーが活動しやすい環境にするために

 私たち草津青年会議所が地域からの信頼を得るために重要な要素は、公益社団法人としてのコンプライアンス面の透明性と健全性です。どれほど意義ある活動を行っていても、その点が欠如していれば、信頼を得ることはできません。私たちは、適切で円滑な組織運営を徹底し、限られた資源を有効に活用するための事業計画や予算管理にも細心の注意を払う必要があります。また、全メンバーが今後様々な役職を経験し活動する際の準備として、草津青年会議所の規則や予算についても理解しておかなければなりません。さらに、地域に草津青年会議所を広く認知し理解していただくためには、単なる活動報告にとどまらず、私たちはどのような課題に向き合い、どのような未来を描いているのかをわかりやすく発信していくことが大切です。特に、幅広い世代に届く発信を意識し、各種SNSを積極的に活用し、地域の人たちとの交流事業を行う事で、草津青年会議所の活動をより身近に感じてもらえるように工夫しましょう。


これまでに感謝し、今後の決意を示すために

 2026年度、草津青年会議所は創立60周年を迎えます。創立以来、私たちは地域の発展とともに、多くの運動を展開してきました。昨今、都市化の進展や人口の増加、若い世代の流入など、このまちを取り巻く環境は大きく変化しています。そのような状況下において、草津青年会議所が未来に向けてどのような役割を担っていくのかを改めて考える必要があります。これまで礎を築き、バトンを繋いでくださった先輩諸兄姉に感謝しつつ、私たちは仲間と共に次世代へ進むべき方向を描いていかなければなりません。また、周年事業は単なる節目の記念ではなく、現役メンバーと先輩諸兄姉、そして地域の皆様が共に喜びを分かち合い、未来への想いを重ねることで深い感動を生み出す特別な場です。私たちは、この周年事業を通してこれまでの歩みに感謝を示すとともに、未来を見据えた挑戦を打ち出し、「感動の連鎖を生み出す未来の草津像」を描きます。そして、草津青年会議所の新たな歴史を刻む第一歩を、全メンバーで力強く踏み出していきましょう。


結びに

 私たち草津青年会議所で共に活動する仲間は、それぞれの立場や役割は違えども、子どもたちの未来やこのまちのために邁進しています。仲間と共に取り組むことで生まれる感動の連鎖が、地域に喜びや感動を広げ、価値ある経験や次の行動を呼び起こしているのです。志を同じくする仲間と真剣に議論し、時にぶつかりながらも、私たちが目指す未来を形にしていく。厳しくも温かい組織だからこそ、困難に直面したときや挫けそうになったときには必ず手を差し伸べてくれる仲間がいます。その姿に心を動かされ、一人、また一人と新たな仲間が加わっていく、これこそが草津青年会議所の力であり、地域に感動の連鎖を届ける原動力です。今こそ全メンバーで青年会議所活動を楽しみ、草津青年会議所の新たな歴史を刻みながら、地域やより多くの子どもたちに感動の連鎖を広げていきましょう!


【基本方針】

1.義 − まちに真っ直ぐ向き合い、真摯に行動しよう!

2.勇 − 失敗を恐れず、時代を切り拓く気概を持とう!

3.礼 − 仲間から学び、仲間を敬い、謙虚さを大切にしよう!

4.誠 − 言動を一致させ、信頼される組織を築こう!

5.絆 − 仲間の志に心を動かされ、共に協力し合おう!

6.挑 − 「30人LOM」を達成し、組織をより強固にしよう!

7.伝 − 60年の歴史を受け継ぎ、次代に誇れる運動を創造しよう!


【LOMスローガン】

人生意気に感ず ~感動の連鎖でまちの未来を切り拓こう!~